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1駅だけでも座ろうという精神

俺の行く会社には研修がある。2泊3日だ。内定式のときに紙を渡された。曰く、持ち物は、ランニングシューズと、ジャージ、あと筆記用具とか。いやな予感。少し先輩社員にきいてみた「走るんですか?」すると先輩「走るよ」軽っ!まぁいい。しかし距離が問題だ。「どのくらいですか?」すると、なにげない表情で鬼の一言。「10キロ」え?俺は高校まで野球部で、そのころであればわけはないが、4年のブランクがある。でも過去にそういう距離を当然のごとく走っていた俺はまだいい。運動してなかったヤツとか、女の子もいる。「女性も同じ距離ですか?」またしても鬼。「当然」即答。そばにいた新人女子ガン引き。会場は宮崎。巨人かよ!

でもいいや。おもしろそうだし(笑)その次の日、早速足腰を復活させようと久々のランニング。後、覚悟はしていたが筋肉痛。ちなみに走行距離5キロくらい。汗だらだら。がんばんないとな。

話はタイトルに戻って、今帰りの電車でこれ書いてる。銀座から埼玉まで日比谷線での長いみちのりだ。しかし、そんな旅路にも救世主がいる。その名も茅場町!!!銀座から4駅目。南北線乗り換えがあるため、一番前の車両に乗り、スーツのおじさんの前を狙って立っていれば大抵座れる。

銀座を出て2駅。「築地ー、築地ー。」さらに終電ブラザーズが乗ってくる。俺の隣には手ブラでおしゃれスーツに身を包んだあんちゃん。見たところシラフだ。目が合った。そのときにあんちゃん無言のシグナル。(俺も茅場町ねらい)ライバルだ。

電車は進む。「八丁堀ー、八丁堀ー。」するとあんちゃんの前の席が空く。あんちゃんちょいためらう(先に来たのはお前だろ?)しかし俺は渾身のボディラングエージ(座っていっすよ)座れるかどうかは運と、見る目による。よって領土不可侵条約。俺にとっては鉄の掟。俺だって自信はある。(俺の前のおじさんだって次の茅場町で降りるもん!)

そんなこんなで「茅場町ー、茅場町ー。」スーツのおじさんがバックに手を掛ける。(今だぁー!)何故か達成感で満たされる。すると隣のあんちゃんはすっくと立った。(え!?乗り換え?だって1駅じゃん!)彼にとってはその1駅が死活問題だったのかも。それにしても、若いのにその1駅でも座ろうって精神気に入った。逆に。でも宮崎キャンプには来ないほうがいいよ、あんちゃん。


1駅だけでも座ろうという精神_b0038505_21807.jpg
by choose_imperfect | 2004-10-07 00:59 | 俺の頭に踏み込む
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